ブロックチェーン技術入門 | 基本概念編

web3の基礎

はじめに

ブロックチェーン技術の重要性と普及

今回からはWeb3.0の基盤でもあるブロックチェーン技術を取り扱います!

ブロックチェーン技術は、分散型データ管理とセキュリティを提供し、仮想通貨やスマートコントラクトなど様々な分野で革新的な応用が広がっています。

こんなふうに言われても、いまいちピンとこないですよね、、、 

安心してください!

複数回に分けて、解説するのでゆっくりと理解していきましょう!今回は「基本概念編」です!

技術的な話で、少し難しく感じるかも知れませんが、Web3.0を理解する上で、非常に重要な概念なので、頑張って最後まで目を通しましょう!

ブロックチェーンの基本概念

ブロックチェーンの定義

ブロックチェーン技術は、2008年「サトシ ナカモト」と名乗る正体不明の人物が、ビットコインの公開取引台帳として、利用するために発明されました。

2023年現在、そのブロックチェーン技術は、Web3.0を支える革新的な技術となっています。

まだまだ、様々な解釈がされるブロックチェーン技術ですが、日本ブロックチェーン協会によると、

その定義は、以下の通りです。

1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」

2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

日本ブロックチェーン協会 ( https://jba-web.jp/news/642 )

日本ブロックチェーン協会はこのように定義しました。

(1) ブロックチェーンは、多数のコンピューター(ノード)を使用して取引の合意を確立し、合意が後で変更される可能性を限りなくゼロに近づける分散型の技術

(2) ブロックチェーンは、改竄を検出しやすく、データを分散することで信頼性を高める技術

噛み砕くとこういうことになるよ!

言葉だけでは分かりにくいと思うので、経済産業省が発表している資料を用いて、追加の説明をします。

出典 経済産業省 https://www.meti.go.jp/main/infographic/pdf/block_c.pdf

この図の右側が、先ほど示したブロックチェーンの定義を表しています。Web2.0を表している図の左側では、Xという中央管理者が存在し、各ユーザーが取引を行っています。

これに対し、ブロックチェーン技術を表す、図の右側では、中央管理者は存在せず、各ノードが網のように繋がっているのが分かります。

この網を取引(トランザクション)と呼び、一定時間内のトランザクションをまとめたものをブロックと呼びます。

これは日本ブロックチェーン協会の定義の(1)をよく表しているといえます。

今回は少しヘビーですね。ここまでは理解できましたか?

続いて、先ほど出てきた、トランザクションとブロックについて説明します!

ブロックとトランザクション

ブロックチェーンは、その名前が示す通り、ブロックと呼ばれるデータのかたまりが連鎖的に繋がった構造をしています。

それぞれのブロックには、トランザクションというデータが含まれており、これがブロックチェーン上での取引や情報のやりとりを表しています。

例えば、仮想通貨の世界では、トランザクションは誰が誰にどれだけのコインを送ったかといった情報が記録されます。

新しいトランザクションが発生すると、それらはブロックに追加され、それが一定の数に達すると、新しいブロックが作成されてチェーンに繋がれます。

そして、一度ブロックに追加されたトランザクションは、他のノードによる検証と承認を経て、不変となることで、改ざんが非常に困難になります。

ブロックは取引履歴を保存するデータのかたまりで、トランザクションはその中に記録される情報や取引の単位なんだ。

これらが組み合わさって、ブロックチェーンの基本的な仕組みが成り立っているんだね。

まとめ

初心者にもわかりやすく、ブロックチェーン技術の基本概念を解説しました。

ブロックとトランザクションを理解し、ブロックチェーンの仕組みがどのように機能するか把握しましょう!

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